卒論代行の書ける屋です。今回はファミリーフレンドリー施策について卒論サンプルを公開します。ファミリーフレンドリー(以下ファミフレと表記)施策は、いわゆる家庭と仕事の両立ですね。
社会学部の方は、日本の雇用体系や労働環境に対して問題意識を持つことが多いので、卒論の題材としても、ファミフレがどんなものか知っておくことで、卒論の選択肢の幅が広がります。
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「ファミフレ」施策の導入が企業に求められている背景として、脇阪氏は次の3点を挙げている。
第一に家族形態の多様化により、育児と仕事の両立が働く人々の生活上の大きな課題
になってきていることである。「夫が働き手で妻が家事と育児に専念」という伝統的家族が減少し、共働きが増加、離婚などによって仕事をもったー人親家族も増えている。
第二に性別役割分業観の弱まりである。男性では、伝統的な性別役割分業を支持する者
がかなりの比重を占めているものの、男女ともに従来の価値観は衰退しているのは確かで
ある。女性のすべてが男性と同様の働き方を求めているわけではないが、結婚後も仕事を
継続する女性が増えている。同時に男性も仕事以外の生活を重視し、生活と仕事の調和を
可能とする働き方を求めはじめている。
第三に少子高齢化である。出生率の低下は、家族政策の優先順位を高め、人口の高齢化の進展は、要介護老人が家庭にいる世帯への配慮の必要性を高めた(PHP新書日本型ワークシェアリング 脇阪明著164頁)。
このように企業で働く従業員の就業観やライフスタイルが大きく変化してきているにもかかわらず、人事や働き方の仕組みはいまだ十分に対応できていない。そのため仕事と生活のコンフリクトに直面している従業員は少なくない。これは職場における従業員の生産性や創造性を低下させ、働き方にも悪影響を及ぼす。こうしたことから、将来的には企業が取り組むべき労働条件の整備として「ファミフレ」の導入が大きな課題になる。
「ファミフレ」施策の具体的な例は、パートタイム勤務や育児休業、介護休業などのほかに、1つの仕事を二人で受け持つ「ジョブシェアリング」や有給休暇の拡充などがある。その他に「フレックスタイム」、子供の夏期休暇などに合わせる「学期勤務」、「在宅勤務」なども同施策と考えられる。
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以上がファミフレ政策をまとめたものになります。実際に卒論で取り上げようと思った方は脇阪明氏の著書に目を通すことを強くお勧めします。