こんにちは、顧客サポートの山下です。
9月3日のヤフーニュースにこんな記事がございました。
【<粗悪学術誌>論文投稿、日本5000本超 業績水増しか】→リンク
(以下記事より抜粋)
ーーーーー
インターネット専用の学術誌の中で、質が十分に保証されていない粗悪な「ハゲタカジャーナル」が増えている問題で、こうした学術誌を多数発行する海外の出版社を調べたところ、日本から5000本超の論文が投稿されていた。九州大と東京大、大阪大、新潟大からは各100本以上を確認した。専門家は「研究者が業績の水増しに使っている恐れがある」と懸念する。
分析では、特定の研究者が繰り返し投稿するケースが目立った。30回以上投稿した研究者もおり、意図的に選んだ可能性が高い。20回以上投稿していた九大の男性教授は取材に「中国人留学生が投稿を希望した。中国での就職時に業績として使えるという理由に尽きる」と説明した。
この問題に詳しい栗山正光・首都大東京教授(図書館情報学)は「有名大からの投稿が多いのは驚きだ。国際誌で成果を発表したという業績を積むため、意図的にハゲタカジャーナルを使う研究者が存在すると考えざるを得ない。氷山の一角かもしれない」と指摘する。
ーーーーー
記事のリンクに飛んで頂くと、一般的に論文がどのように雑誌に掲載されているのかの説明がございますが、通常はしっかりとした審査を通したもののみが掲載されるようになっています。
論文を書く時に使用する文献は「書籍よりも論文の方が信憑性が高い、根拠として強い」と言われるのはこのためです。本は誰でも出版費を払えば出版する事は可能ですが、論文を雑誌に掲載する場合そうはいきません。
しかし、それら論文の内容が実は正確でなかったら自分の研究結果や論文にも大きく影響を与えてしまいますよね。今後の対策が気になります。