論文の章立てが書けないあなたへ


こんにちは、顧客サポートの山下です。

論文の章立てについて、どうやって書けばいいのかわからず、お悩みの声が寄せられてきます。

章立ては自分の言いたい事が分かり易く伝わるように作るものです。まずは大まかに「序論・本論・結論」の3つに分ける事ができます。論文原稿の「どこが序論ですか?どこが本論ですか?どこが結論ですか?」という質問を頂く事があります。

序論…「はじめに」の部分です。論文の内容の要点を短く書き、「これからこういう事について書きますよ」と説明する部分です。読んでいる人に自分の論文に興味を持ってもらえるように、ダラダラと長くは書き過ぎず、スッキリとまとめる方が良いでしょう。

本論…一番重要な論文の中身そのもの、中心になる部分です。問題提起、仮説、先行研究のまとめやそこから考えられる事、自分の行った研究内容、その結果について等を書いていきます。

結論…研究内容のまとめ、考察を書きます。結論も短くスッキリまとめると良いでしょう。

本論の章立ては「章・節・項」というように項目によって細分化されます。章の中に節があり、節の中に項があります。

【例】

  • 第一章 アメリカの人種問題
  •   第二節 学校での差別
  •   第三節 就職における差別
  •     第一項 人種と職業
  •     第二項 所得の差

このように、大きな「アメリカの人種問題」というくくりの中に、「学校での差別」、「就職における差別」という二つのテーマがあり、その中に更に細かいテーマがあります。

章立てを考えて執筆する事で計画的に執筆でき、読みやすく、まとまりのある論文を書く事ができます。思いついたまま書いては話がうまく繋がらず、同じ説明を繰り返してしまったり、重要な内容が抜けてしまう事があります。

おおまかでも良いので、どういう筋道を立てて論文を書いていくか、目次をあらかじめ考えてから論文の執筆に取り掛かると書きやすいです。

そして悩んだら一人で解決しようとせず、担当教官の所に相談に行きましょう。どういう内容が不足しているか、どの章は無駄で省いた方が良いかなどのアドバイスを頂く事ができると思います。執筆に取り掛かる前に教官からアドバイスを頂く事によって、後から大幅に修正したり資料を調べ直したりと、提出期限が差し迫る中で焦る事が無くなるかもしれません。