こんにちは、顧客サポートの山下です。
前回、説明文と論文の違いについて少しお話させて頂きましたが、説明文になってしまわないためには最初のテーマ決めが結構肝心になってきます。
前回の記事ではファッションというテーマの例にお話させて頂きましたが、例えば「ファストファッションについて」「H&MとForever21の人気について」など…とりあえず自分が興味ある「〇〇」について書こうと考えて、そのまま『〇〇について』というテーマにしてしまいがちですが、これが説明文になってしまいやすいのです。
「〇〇」について調べて、調べた内容をただ書き並べただけになり、考察は「結局ファストファッションはこういうものだった」というような、調べた内容を読んだ感想になってしまう事があります。
説明文で終わらないテーマにするには、まず、自分の書きたいテーマや興味のあるテーマに対して、何か疑問に思ったり、真相をつきとめたいと思ったり、今後どうなっていくんだろう?と考えたりして、それについて何を明らかにしたいのかを考えます。
例えば、
〇ファストファッションはどういう時代背景から需要がこんなにも高まったんだろう?
〇今後求められていくファッションはどう変わっていくんだろう?
〇H&MやForever21等の海外のブランドが日本で大人気だけど、海外のファッションが日本でこれだけ成功した要因はなんだろう?
〇逆に日本のブランドが海外ブランドに対抗していくには何が必要なのだろう?
このような疑問が、具体的なテーマとなっていきます。
ただの説明文ではなく、これまでのファッションの移り変りや歴史、日本の文化の変化、海外文化の日本への影響について等の様々な資料を元に、『こうじゃないか。』『いや、こうじゃないか。』という議論を文章にしていくものが論文です!同じテーマでも答えはそれについて考える人それぞれ違い、幾つでも答えがでてきます。お友達と決めたテーマで議論してみてください。自分とは違う考えが沢山出てくるはずです。
議論が広げやすいテーマ、自分が『なんでこうなんだろう?』と考えやすいテーマの方が書きやすいでしょう。興味が無い事よりも、興味がある事の方が調べていて楽しいしので執筆もはかどります。論文と聞くと気が重くなってしまう人も多いと思いますが、なるべく好きな事や興味がある事に繋げると良いですよ!