最近の卒論の悩み相談


こんばんは。論文代行の書ける屋です。最近卒論の相談事や依頼が増えています。

1「卒論の締切は来年度だけど、テーマが全く決まらなくて不安」

2「就活が長引きすぎた。テーマは決まったけど、章立てもまったくできていないし、参考文献すら集めれてない」

3「テーマを大幅に変えることになって、この時期に1からのスタートでつらい・・・」

こういった悩みを相談される方が多いです。それでは、上から順番に見ていきましょう。

1「卒論の締切は来年度だけど、テーマが全く決まらなくて不安」

まだ大学3年生の方からのご相談です。4年生の今の時期にこのような話を聞かされると焦る部分も多々ありますが、3年生の方ならあまり心配することはありません。むしろ、今の時期から前倒しで動いていることに共感が持てます。手前味噌で恐縮ですが、書ける屋ブログの卒論関係のことを上から順番に読んでいけば、イメージがわきます(笑)・・・宣伝になりましたが、今の段階であれば、好きなテーマを片っ端から調べていくことの方が大事です。その中で、「僕はこの問題にじっくり取り組みたい!」と琴線に触れるものを見つけて頂ければ、来年から卒論作成に苦労しなくなります。

2「就活が長引きすぎた。テーマは決まったけど、章立てもまったくできていないし、参考文献すら集めれてない」

就活お疲れ様でした。就活は「人によりけり」ではありますが、志望業界によっては長期化することもあります。就活を抱えながら卒論を書くのは集中できないし、悩まれるのもよく理解しております。現時点で章立ても参考文献も決まっていないのは、結構ギリギリなところです。

初めて卒論を書く方にとってはもうこの先、致命的なミスは許されない状況となります。選んだテーマで、先行研究が2ケタ以上見つけられるかが一つのターニングポイントとなります。10本以上の文献や論文があれば、それらを読みこんでまとめるだけでも十分な分量となるからです。なので、あなたがもしこの状態であれば、すぐに文献探しに取り組みましょう!

3「テーマを大幅に変えることになって、この時期に1からのスタートでつらい・・・」

これまで真面目に取り組んできたのに、テーマ設定の問題で1からやり直し・・・という方も毎年お会いしています。本当にご苦労をお察しします。気落ちしますが、ここで手を動かすのをやめると、最悪来年もやり直しということになりかねません。状況としては先述した2の方と似た状況です。まだなんとかなるので、資料集めから取り組んで、文献をしっかり読みこんでまとめていきましょう!

以上です。最近の卒論悩み相談とアドバイスでした。

 

最近多い卒論相談~こんな状態なら締切が危ない3選


おはようございます。卒論代行の書ける屋です。

あなたは卒論順調に進めていますか?あなたがドキっとしたなら、不安を抱えているでしょうし、「全然へっちゃらだ」と思ったあなたも教官の指導が本格的になってくるこれからだと風向きが変わることがあります。

そこで、卒論が順調に進められそうかどうかをチェックするポイントを3点お伝えしたいと思います。

1 参考文献の数は20本以上ある?

まずあなたの卒論の一番終わりから見ていきましょう。最後に参考文献リストが書かれていますよね?まだ書かれていない場合、今すぐ「参考文献」の4文字だけでも書きましょう。これだけでも体裁は少し整います。

これまで1000人以上の依頼主様の卒論を見てきましたが、最終的な参考文献の数は20本前後に落ち着くことが多いです。文献の数はこれからでも増やすことは可能ですが、もしあなたの参考文献数がまだ片手で数えられるくらいだと、教官から指摘される恐れが出てきます。卒論の資料の見つけ方は書ける屋ブログでも公開しているので、まだ資料が足りない場合参考にしてくださいね。

2 学校指定の様式に合わせている?

様式なんて最後にあわせればいいや」これまで卒論を相談された多くの方はそうおっしゃっていました。この考え、非常に危なっかしいです。フォントを修正したり、余白を調整したり、ページ番号を振ったり、参考文献の記載順番等々・・・ワードを使い慣れている人であれば比較的容易に対応できますが、卒論を相談される方でワードを使いこんでいる方にほとんどお会いしたことがありません。もしあなたも学校の様式を満たしていない場合、すぐに対応しましょう。

3 第二章まで進んでる?

「10月下旬現在でどこまで進んでいればいいの?」とよく聞かれますが、卒論の締切によって異なります。ですが、この時期に二章まで進められているかどうかはターニングポイントになります。

章の内容も個人差はありますが、最初の二つの章であれば、問題提起、取扱いテーマの全体像、課題などが主な内容になります。あなたが、少なくとも二章まで進んでいるのであれば、取り組んでいるテーマの全体像は把握している可能性が非常に高いです。あとは文献をしっかり読みこんだり、先生のフィードバックを受けたりしながら、考察を掘り下げていけば、完成まで大きく近づくでしょう。

以上の3点が今回のポイントです!

 

 

やっぱり論文の書き方ってわかんないよ!


論文代行の書ける屋です。ここ最近サンプル論文の投稿が続いたので、閑話休題。

「インタビューもアンケートも半年かけて集めた。それこそ100人近くのデータがある。先行研究も片っ端から集めたし、自分のテーマに関連するものも収集した。それこそ100本近くある。でも、どうしても論文としてかけない!

今日お会いした依頼主様からです。卒論なり修論なり、分量のあるものを作成するにあたっては、資料集め、アンケートやインタビューなど本当に多くのことをしなければなりません。依頼される方だけでなく、全国の学生の方々が取り組まれているのは本当に溜飲が下がります。

その中でも、「論文の書き方ってわからない」という悩みが非常に強いのです。「論文 書き方」で検索するといろんなサイトが出てきますし、書籍もたくさん出ています。でも、それらを読んだって書けるようにはならないのです!

書ける屋ブログでも書き方を公開していますが、お会いした依頼主さんからは「参考にはなったけど、正直書ける気がしなかった」「依頼した方がはやいと思った」などのコメントをいただいたこともあります。

でも、やっぱり論文を書けたら素敵じゃないですか?「何十ページにもわたる文章を書く経験なんて、仕事でも出てこないよ!」という反論も重々承知しておりますが、卒論自体、「通過儀礼」の側面も多々あります。正直なところ、学者さんにでもならない限り、卒論でやったことってほとんど実社会では役に立ちません。でも、大きな課題に向けて乗り越える方法を考えたり、周囲の力を借りたり、アイデアを形にしたり・・・といったことは、実社会でとてつもなく役立ちます。

そのため、書ける屋ブログでは情報をできる限りオープンにしますし(依頼主様の個人情報などはもちろん出せませんが・・・)、少しでも多くの方が論文を上手に書けるようになるお手伝いが出来ればなぁ、と思います。

 

卒論代行サンプル「ファミリーフレンドリー」施策


卒論代行の書ける屋です。今回はファミリーフレンドリー施策について卒論サンプルを公開します。ファミリーフレンドリー(以下ファミフレと表記)施策は、いわゆる家庭と仕事の両立ですね。

社会学部の方は、日本の雇用体系や労働環境に対して問題意識を持つことが多いので、卒論の題材としても、ファミフレがどんなものか知っておくことで、卒論の選択肢の幅が広がります。

「ファミフレ」施策の導入が企業に求められている背景として、脇阪氏は次の3点を挙げている。

第一に家族形態の多様化により、育児と仕事の両立が働く人々の生活上の大きな課題

になってきていることである。「夫が働き手で妻が家事と育児に専念」という伝統的家族が減少し、共働きが増加、離婚などによって仕事をもったー人親家族も増えている。

第二に性別役割分業観の弱まりである。男性では、伝統的な性別役割分業を支持する者

がかなりの比重を占めているものの、男女ともに従来の価値観は衰退しているのは確かで

ある。女性のすべてが男性と同様の働き方を求めているわけではないが、結婚後も仕事を

継続する女性が増えている。同時に男性も仕事以外の生活を重視し、生活と仕事の調和を

可能とする働き方を求めはじめている。

第三に少子高齢化である。出生率の低下は、家族政策の優先順位を高め、人口の高齢化の進展は、要介護老人が家庭にいる世帯への配慮の必要性を高めた(PHP新書日本型ワークシェアリング 脇阪明著164頁)。

このように企業で働く従業員の就業観やライフスタイルが大きく変化してきているにもかかわらず、人事や働き方の仕組みはいまだ十分に対応できていない。そのため仕事と生活のコンフリクトに直面している従業員は少なくない。これは職場における従業員の生産性や創造性を低下させ、働き方にも悪影響を及ぼす。こうしたことから、将来的には企業が取り組むべき労働条件の整備として「ファミフレ」の導入が大きな課題になる。

「ファミフレ」施策の具体的な例は、パートタイム勤務や育児休業、介護休業などのほかに、1つの仕事を二人で受け持つ「ジョブシェアリング」や有給休暇の拡充などがある。その他に「フレックスタイム」、子供の夏期休暇などに合わせる「学期勤務」、「在宅勤務」なども同施策と考えられる。

以上がファミフレ政策をまとめたものになります。実際に卒論で取り上げようと思った方は脇阪明氏の著書に目を通すことを強くお勧めします。

論文代筆サンプル「教育カウンセリング」


論文代行・卒論代行の書ける屋です。今回は論文代筆サンプルとして、「教育カウンセリング」を取り上げます。レポート課題は「学校カウンセリングとは何ぞや?」を想定しています。

学校カウンセリングは、人間性信頼を基本原理としながら、青少年の不安感や混乱感を除去し、不安感や反抗刊を変化させ、消極的態度や否定的態度を積極的態度や肯定的態度に変えさせるものである(1)。また、青少年たちに望ましい人間関係を体験させ、人間不信感を人間信頼感に変える態度変容や行動変容に関する新しい原理や方法を開発する教育活動である。そのため、学校カウンセリングは、現代社会の全領域で必要とされるものであるが、特にこの活動が学校教育の中で青少年の人格変容を目的とした活動としてもっとも強く必要とされるのである。

現代社会は、科学技術の発展を中心としながら現代人に物質的に豊かな、便利な生活をもたらした。しかし、その反面子どもたちの生活を困難にする多くの矛盾や混乱、欠陥をももたらした(2たとえば、子供たちは自らの将来に大きな不安を抱き、大人に対して不信感を発達させている。その結果、生活に意欲がなくなり、理由のない反抗や否定的態度を発達させてしまっているのだ。また、生活全般が都市化し、人間的な親密なコミュニケーションがなくなったため、子どもたちが望ましい仲間意識、社会性、協調性を発達させる環境が失われてきているのだ。さらに、情報社会という現代社会の中で、子どもたちは大量情報伝達の一方的な受け手となり、情報過多になり、意識の多様化、価値観の多様化のために悩まされることになるのだ。

かつては、「教育」と「勉強」は同じものとしてとらえられていた。教育とは、必要な知識や技術を子供たちに効果的に教え込むことであり、彼らに効果的な学習活動を持たせることである。しかし、現代では教育とはもっと幅広い活動と考えられるようになった(3それは、人間形成に関する種々の活動である。教育の領域には、学校教育のほかに家庭教育や社会教育がある。学校教育の中でも教科学習のほかに課外活動や学級活動などがあり、人間の全面的発達ということでは、このような活動も大切な教育活動であるとされているのである。

>(以下ポイント解説)

(1)どんなレポートでも、最初に課題内容に対する答えを言い切ってしまうとラクになります。最初の文章に合わせた話を書きならべていけばいいという作戦です。「一言で答えを言うなら何だろうか」と常に考えてみましょう。

(2)現代社会の有名な特色ですね。実はこの表現、すごく便利です。技術や経済の成長だけが私たちの幸せを向上させるものとは限らないという論点です。この点については議論の余地がありますし、様々な論文で視点も異なり、意見も対立しています。ですが、論文やレポートを書く際には「こういう視点もあるよ」ということで知っておくと便利です。

(3)たいていのテーマで無難にレポートの評価を稼ぐために便利な言葉です。「幅広い」。あとは、「意義が高まっている」。大人の事情になりますが、社会的にニーズが高まれば、研究の意義も出てきますし、研究費も獲得しやすくなります。そういった大人の方々の気持ちをしっかり汲みとれば、先生方の研究を盛り立てるような内容は喜ばれます(もちろん内容をしっかり書くことも大事ですよ!)。

以上が今回の論文代筆サンプルとアドバイスです。

戦後の経済成長について~論文サンプル


論文代行の書ける屋です。今日は戦後の経済成長についての論文サンプルを公開します。論文として戦後日本をどう取り扱うかは難しいところですが、本サンプルのような観点も効果的でしょう。

 

戦争により日本は多くの人材を失い、まさに焼け野原からの再スタートだった。また、不景気により、経済状態もどん底だった。しかし、朝鮮戦争による特需をきっかけに経済成長の一歩を踏み始めた。その後は、所得倍増計画や日本列島改造論などを実行し、アメリカに次ぐGDP世界第2位の経済大国にまで成長した。ここに至るまでの経緯に対する是非や、政治的な影響に関する意見は今も様々ある。

だが、この期間「アジアの中で日本がもっとも経済成長を遂げた」という事実は紛れもない。中国は人口が増えていたにも関わらず、文化大革命による停滞があった。アジア諸国には旧宗主国との争いもあった。朝鮮半島は冷戦の前線基地とされた。

日本だけ運良く戦火を避けたという見方もあるが、「経済力」に力を注ぎこんで成長を遂げた事実は誰も否定できない。公害問題や格差問題も現れたが、アジア諸国が容易に追いつけない程の経済水準までに達したのだ。こうした財務的な根拠や実績があって初めて、ODAを実施することができたのだ。

ODAについても、その運用方法には賛否両論ある。しかし、日本のODAによって、東南アジア諸国のインフラが整備され、今も有効活用されていることは事実だ。私が香港から東南アジアに行った際に、「日本が東南アジアのインフラを整備し、中国と韓国がその上に家を建てて利益を持っていっている。なぜ日本が利益を持っていかないのか」と現地の人に言われ、目が覚める思いだった。アジアの人が日本に対して好意を持っていて、かつ、日本の実績を認めていない限り、こうした発言は出ようもないからだ。

日本が世界に対して果たしてきた役割も直視すべきことなのだ。また、それらを正当に認識するだけでなく、現在にどれだけ生きているかも検証することであろう。

それから、「戦後の経済成長」と言われると、戦前がさも貧しかったかのように誤解されがちだが、そうとは言い切れない。次項で、戦前から戦時中における日本経済や生産力に注目したい。こうすることで、経済を軸にした近代と現代の間におけるつながりが見えるからだ。

論文サンプルー夏目漱石「こころ」


論文代行の書ける屋です。卒論代行や論文代筆のサンプルにはいろんなネタを選んでいますが、たまにはベタなものということで、夏目漱石の「こころ」感想文を公開します。

読書感想文やレポートではいろんな視点がありますが、「今と昔の共通点」に着目するのも重要な観点となります。

私が夏目漱石『こころ』を読んだのはこれが初めてではないが、昔読んだときと比べるとだいぶ読後感が違った。後半の先生の回想の手紙が印象的なのはもちろんそうだが、明治末の大学生の生活を垣間見ることができるのも面白かった。文系の学生が門外漢には意味のわからない哲学書を読んで解説してきたり、卒論に追われて論文をさらいまわったり、その提出が手を尽くしてギリギリ間に合わせられたエピソードを聞いたり、そういった点は今の大学生と変わらない。ただ就職についてはずいぶんのんきにしているのを見ると時代が違ったのだなあ、と思う。
そういったところは今も明治も学生は同じだが、やはり大きく違うところもあった。私たちが色々なところで「最近の若い人にはこういった傾向がある」とよく取り上げられているように、考え方の傾向とでもいうべきものは、時代を反映してどんどん変わっている。この作品の中で先生が言及した「明治の精神」がそれにあたるのかもしれない。しれない、と自信が持てないのは、先生の言葉が示しているものと、私がこの作品を読んで感じた「明治の精神」とが違うもののように思われるからだ。
明治の人であることが関係しているのかどうかはわからないが、先生もKもまっすぐで、言うなれば「熱い」性格だった。特にKは無口で勉強熱心、望みが高く、それでいてお嬢さんに抱いた恋心をどうすればいいかわからなくなってしまう純粋な性格の持ち主で、少女漫画に出てきそうだとさえ思う。自分に厳しく、とても真面目で遊びもしない、というまっすぐなところが昔の人らしいところだろうか、と感じた。だが、Kはそうして頑張ってはいたが、おそらくやりたいことはわかっていなかったと思う。高い精神を持ちたいとは思っていたが、それがどういうものかわかっておらず、しかも恋愛のような俗っぽいことは専門外であったから三角関係では親友に負けた。遺書にあった「自分は薄志弱行で……」という自殺の理由は嘘ではないように思う。まっすぐで厳しい「明治の精神」は、不器用なことも意味していたのかもしれない。
一方で、先生については、先生が手紙で自分を責めているような印象が言外にあるからかもしれないが、人間の弱いところが全部出てしまったかのような、そんな弱さを感じた。先生は「私」に対し、「人間は普段は善人でも、金が絡むと急に悪人になる」という旨のことを言っていたが、そういうことは本当に紙一重で転換してしまう。先生が気付いていたかどうかはわからないが、この言葉は「金」を「恋」に変えると先生にそのまま当てはまる。実際、恋愛のことになると友情がぎくしゃくする、ということはよく聞く話だし、むしろありふれた事態かもしれないが、客観的に先生がとった行動を眺めていると、なかなか残酷であるように感じた。確かに、恋愛の問題は難しく、面と向かって宣戦布告をしたところで友情に影響が出るのは変わりないだろう。また、一人の異性に恋をした人が複数いたら、その取り合いが戦いの様相を帯びてくることはある意味仕方のないことだ。戦略的に行動してその人を勝ち得たい、と思うのは自然だし、その人のことが好きであればあるほど、行動は狡猾になってしまうかもしれない。しかも、時代を感じさせる点だが、先生はKにこちらの恋心を黙ったまま弱いところを突いてお嬢さんから遠ざけただけではなく、恋人になるという段階を飛ばして結婚まで決めてしまった。Kの立場から見たら、完全に裏切られたと思うだろう。失恋はKの自殺の理由のすべてではなかったと思うが、引き金になったのだと思う。恋愛に鈍感で、むしろ軽蔑していたようにも見えるKが、その弱いところを認め、先生の前にそれを告白したのは、やはり友人だという信頼があったはずだ。それを裏切られたら、人生に迷っていたKは、すべてを失ったように感じるだろう。
このような自分に対する異常なまでの厳しさが、「明治の精神」なのではないかと思う。先生は、彼の魂を思って死ぬ、という意味で「明治の精神とともに死ぬ」と言ったのだろうか。それとも、責任のために死ぬ、という意味でそう言ったのだろうか。そこが私には疑問だ。だが、もし後者なのだとしたら、先生の行動は責任のない行為だと思う。自分のしたことに罪悪感を抱いているのなら、しっかりと職に就いて、静さんを死ぬまで養っていくのが筋なのではないか。そう思うのは私が最近の人間だからなのだろうか。
しかし、恋のために友人を裏切ってしまったのも、その罪悪感に耐えきれなくなってしまうのも、人間の弱さなのだと思う。先生が特別に弱い人間なのではなく、人間の弱い部分が全部出てしまったのだ。それは紙一重で起こることだから、いつ誰に魔がさして、人生が狂ってしまってもおかしくない。
登場人物の行動から、人間の性質のようなことなど、色々なことを考えてしまった。読者に色々なことを考えさせるから、『こころ』は今まで名作として読み継がれているのだろうと感じた。「私」が電車の中で先生からの手紙を読んで、どのように感じ、どのような行動をとるのかもとても気になるところだ。

(代筆サンプル、以上)

ポイントは後日解説したいと思いますが、ある程度の分量を書くことが求められる場合、論点をあらかじめ何個か明確にしておくことで、筆が進むようになります。

農業論文見本~さとうきび生産について


卒論代行の書ける屋です。今回は農業を題材にした論文代行の見本を公開します。ちょっとマイナーですが、さとうきび生産に着目してみました。沖縄の現状や農業に着目していたり、研究してみたいと考えたりしている方には有用な内容です。農学部の卒論だと、実験がイメージされがちですが、こういった生産性に着目する方法もあります。では、以下にサンプルを始めます。

 

一般的に、このような技術革新は産業自体の発展を促すことが多く、利便性の高い技術が生産性を高めて、その生産量もそれに関わる人々をも増やしながら産業が大きくなっていく。
 しかし、さとうきびを取り巻く環境はそうではなかった。平成21年までの沖縄県農林水産部の「さとうきび及び甘しょ糖生産実績」を参考にすると、さとうきびの農家戸数と収穫面積は、昭和40年前後のピーク時に比べると当時の約3分の1程度まで減少しているのである。これは産業規模の縮小を表しており、農家戸数と収穫面積の推移はゆったりとした右下がりのグラフを示している。ただ、その背景には生産性や品質の向上も見られ、収穫面積当たりの収穫量、農家戸数当たりの産出額は、減少している収穫面積と農家戸数とは逆に著しい伸びが確認できる。
ここで注目すべきことは、生産性と産出額の上昇が見られるさとうきびの収穫面積と農家戸数が減少している理由である。2006年の農畜産業振興機構の「さとうきび春植の適期植付・堆肥投入による単収向上(比嘉2006)」によると、その理由は以下のものだとされている。都市化による畑地の減少、さとうきび農家の高齢化による担い手不足を背景とする地力の低下、肥培管理の遅れ。都市化による畑地の減少や高齢化による担い手不足は、日本の農業全体が抱えている深刻な問題点の代表であり、沖縄県という一地区のさとうきびという一つの作物に焦点を定めてもその例外ではないということだろう。
また、興味深い点が肥培管理の遅れにある。技術の革新や進歩を自身の生産活動に導入しなければ、それらの恩恵を受けることはできない。つまり、品種改良については新しい優秀な品種を取り入れて管理して育て上げること、機械化に関してはそれらの機械を購入して適性稼動量をクリアすることが重要となる。そのため、時代の流れともいえる技術革新という生産活動の変化に対応できなかった農家、対応しなかった農家は、自然と生産性の面で不利を被ったのだと考えられる。
このようにさとうきびの生産技術の進歩とは裏腹に、その進歩を背景に減少しているサトウキビ農家とその収穫面積だが、沖縄県においてさとうきびは依然として全農家数の71%、全耕地面積の47%をも占める基幹作物である。特に離島においては、製糖業とパイプが繋がっている地域経済の要となる産業となっている。そのため、このまま生産規模や収穫面積が減少していくことは望ましいことではない。
技術の革新はとても素晴らしく、それによって多くのさとうきび農家の生産活動が効率化された。これは疑いようが無いことで、その効果も収穫面積当たりの収穫量といった数字で証明されている。だが、そういった技術の向上がさとうきび産業の活性化に繋がったかと言えばそうではないことは自明だろう。減少の止まらない右肩下がりの農家数と収穫面積がそれを示している。
 土地は限られているため、主要産業である観光業やサービス業のために使われていくことは一つの自然の姿ではあるのだが、前述したように地域経済の要となっているさとうきび産業が低迷することは非常に大きな問題となる。それを補助するための技術革新ではあったのだが、あくまでも技術は、さとうきび産業を取り巻く一つの要素でしかない。技術は人を助け、その効率化には大きな可能性が秘められている。しかし、根本的な問題である都市化による畑地の減少、さとうきび農家の高齢化による担い手の不足は、技術革新では直接的には補うことのできない要素なのである。
これらの問題、さとうきび産業の衰退については、技術だけでは論じることができない。向上していく技術と衰退していく産業。これらをつなぎ合わせるためには、農業政策やそれらを取り巻く経済について考えていく必要があるだろう。

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論文代筆が上手だとバレるか不安です~室町時代の論文サンプルを事例に


論文代行・卒論代行の書ける屋です。最近よくお電話で言われることの1つに「プロの人に代筆してもらうと、うますぎて私が書いたとはだれも思ってくれないのではないか・・・」という質問があります。実は同じ不安を抱えてお電話される依頼主様はたくさんいらっしゃいます。だいたい依頼される方の80%は、「あんまり上手に書きすぎないでほしい」とリクエストされます。

書ける屋の論文・レポートサンプルは様々な難易度で調整していますが、論文を書きなれていない方からすると、やや敷居が高い印象を持たれているのも現実です。

そこで、今回はちょっとたどたどしい感じのサンプルを用意しました!

サンプル課題「室町時代についてまとめなさい」

以下にサンプルを記載します。
室町幕府のしくみは鎌倉幕府のしくみとほぼ同じで、執権の代わりに管領をおいた。管領は北条氏のように一族だけではなく、細川氏、斯波氏、畠山氏の守護大名とよばれる一族が交代でついた。
しかし、室町幕府は自分の領土をあまり持っていなかったため、入ってくる税金も少なく、弱かった。
守護大名は、南北朝時代の動乱を通じて地頭などの武士を家来にして自分の領地にしていった武士である。細川氏、山名氏、大内氏、赤松氏などが有力な守護大名で、後の守護大名の対立は応仁の乱の原因ともなる。
この時代の農民は、神社などに集まって、寄合を開いて、村の自然や用水路の管理、お祭り、年貢の納入、村のルールなどを話し合うようになっていた。ここで決められたルールは村の全員が守らなければいけないものだった。もしそれを破ると、村の他の人から罰を与えられるように、厳しいものだった。
こういったルールは、「自分だけが良ければいい」というものではなくて、「村のみんなで協力して生きていこう」という考え方だったからだと思う。
寄合では、ほかにも、農民たちが武器をもって領主や幕府に年貢を軽くするように求めたり、借金を帳消しにする徳政令を求めたりもする相談もここで行っていた。
そのため、この時代には、一揆と呼ばれるものが多く起こった。
たとえば、1428年の正長の土一揆では、農民だけでなく、近江の馬借たちも農民も加わった。
1485年の山城の国一揆では、山城の国人らが守護の畠山氏を追い出し、その後に
8年間も自分たちだけで政治を行った。
1488年の加賀の一向一揆では、加賀の一向宗の信者が、守護の冨樫氏を倒し、その後約百年間も、農民と武士と僧が国を支配した。
このように、人々は、自分たちの村は自分たちで守って、自分たちで政治をする必要があると考えて、実際にそのとおりに動いた。
1467年に、8代将軍足利義政のときに、9代目の将軍を誰にするかで意見が分かれ、守護大名の細川勝元と山名宗全が東軍と西軍に分かれて、京都をで戦争を起こした。11年間続いたこの戦いが、応仁の乱である。応仁の乱によって、京都は焼け野原になり、また幕府のお金もなくなった。そして、幕府の力も権威もなくなった。
応仁の乱が終わったあと、足利義政は、息子の足利義尚に将軍をゆずった。義尚は、将軍の権力を回復をするために、自分に従わない近江守護の六角高頼をたおすために出陣した。しかし、相手が強く、1年以上も戦ったが、1489年に病気で死亡した。翌年に義政も亡くなってしまった。
10代将軍となった足利義材は、六角高頼を近江から追い払うことに成功した。
そして、幕府の権威に頼っていた守護大名の権威もなくなったから、守護大名の家臣や部下だった武士が領地を支配し始め、大名になっていった。また、前に述べた一機も、守護大名の権威がなくなったことが原因である。
こうして、室町幕府は衰退し、日本は戦国時代になっていった。各地に領国を形成した大名が、応仁の乱の後、守護大名を倒して領国の支配権を獲得していった。家臣団の組織化・分国法の制定・検地・城下町の建設・商工業の保護統制などを行って領国統治、軍事力強化に努め、領国の拡大を求め激烈な闘争を行った。

(サンプル、以上)

ちょっとたどたどしかったり、「文章が苦手な人がなんとかがんばって調べてまとめたんだな」という雰囲気が出ているように思えませんか・・・?

私たち執筆者は、論文のプロなので、当然きっちりした論文を短期間で仕上げることは慣れています。でも、依頼主様にとって重要なのは、「私でも書けそうなものをちゃんと書いてくれるか」ですよね?ですから、あまりにも堅苦しい論文を納品することは基本的に避けています(もちろん「教官が厳しいから格調高く書いて欲しい!」という要望を頂けば、堅苦しい論文を代筆します)。

では、どうやって難易度を調整するのか。

実は、依頼主様とのメールでやりとりさせていただく間に、句読点の打ち方や接続詞の使い方、誤字脱字がどのくらいあるのかといった部分を見させて頂いています。文章のクセは人それぞれあるので、完璧に模倣するのは難しいですが、大まかな傾向はマネすることができます。

また、これまでに書かれた文章やレポートも添付頂くと、そこでの文章のクセも反映して執筆さえて頂いております。以上になりますが、こういった見えない部分での取り組みによって、不安を少しでも和らげられるような原稿を納品させていただいております。

 

 

 

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論文代行業者って電話つながらないの?!


こんにちは。論文代行の書ける屋です。昨日お電話でお問い合わせいただいた依頼主様から、開口一番「やっと電話がつながった・・・」と言われました。ちょっと話がわからなかったので事情を聞くと、朝から論文代行業者を調べて、片っ端からホームページを検索して、1件ずつ電話をかけていたそうです。ちなみに、書ける屋にお電話をかけたのがお昼過ぎだったので、真剣に調べられていたことが伝わります。

どこの業者さんも忙しいのかな?それにしてもここまでつながらなくて不安だった」「口頭で伝えた方が伝わると思ったから、電話がつながる論文代行業者にしようと思っていた」「失礼ながらお宅(=書ける屋)の検索順位はあまり高くなかった(筆者注「これからがんばります」)」といった会話から始まり、論文の作成状況や論文の方向性などを30分ほど打ち合わせさせていただきました(通話代金がだいぶかかったであろう点、この場を借りてお詫び申し上げます)。

今回お電話いただいた依頼主様は本当に良く調べられていて、卒論代行を依頼するときの業者の選び方や、論文代行の詐欺にあわないためのポイントもご理解頂いていました。それだけでなく、見つけられた代行業者の住所を一つずつgoogleマップで調べたり、住所表記のない業者は怪しいとして、依頼対象から外していたようです。

さて、書ける屋に電話をかけてもたまにつながらないことがあります・・・「これまでの内容と矛盾するじゃないか!」とおしかりをうけますが、すぐに折り返しのお電話をさせて頂いております。私自身が執筆中で手が離せなかったり、資料を集めたり持ち運んでいたりして電話を持てない場合などに、ご迷惑をおかけする場合があります。こういったこともあって、「おひとりでやられているのですか?」という質問も頂きます。

答「いいえ。15名以上の専門家が執筆者におります」

専門家の方々にご協力いただいて論文の品質を確保する方針である以上、執筆以外の作業で負担をかけないような運営体制にしております。

お電話がつながらなかったとしても、30分以内に折り返しています。が・・・、非通知でかけられている場合、どうやっても折り返せなくて申し訳ないです。

「論文代行業者って身元が怪しそう」「電話番号から追跡されるんじゃないだろうか?」という不安を持たれている方もいると思います。冒頭で紹介した依頼主様も、上から順番に検索していって、住所が表記されていないとか、電話がつながらないといった経験から、非通知でかけるようになったのだと思われます。

書ける屋としては、こういった卒論代行業界のイメージも払しょくできるように、サービスの向上と、安心して依頼頂ける環境を作っていく所存です。