こんにちは、顧客サポートの山下です。
少し前のニュースになりますが、2017年5月末で有名な児童文学、『くまのプーさん』の著作権が切れ、6月25日に角川文庫から新訳本が発行されたのはご存知でしょうか?
東京新聞記事:ドタバタTPPでプーさん自由に 米離脱で文学の版権切れ
TPPにより著作権保護が延長される事となったのですが、TPPが発効されず、保護が切れてしまったのです。ディズニー映画のキャラクターの基になったクマの絵は著作権保護が残っているので使用できないのですが、色々な絵柄のくまのプーがこれから出版されていきそうですね!
皆様はこれについてどう思われますか?
以下は記事からの引用です。
『人気作品の著作権切れは翻訳や映像化など新たな創作を促す。二〇年に探偵小説「長いお別れ」で知られるレイモンド・チャンドラー、二二年にはヘミングウェーなど人気作家の著作権切れが続く。TPPの議論次第では、人気作品の新訳を楽しめるようになる時期が延びる可能性がある。
著作権に詳しい弁護士の福井健策氏は「著作権の保護延長は米国を利するだけ。見直すべきだ」と主張。一方、政府内には「一つ見直したら各国から要求が噴出し収拾がつかなくなる」(経済官庁幹部)など慎重な意見もある。』
TPPはこんなところにまで影響を及ぼしていたのですね。
TPPは賛成?反対?という議論は長く続いていますが、論文のテーマとしても資料が多く、様々な角度から論じる事ができるため、議論が深めやすいテーマです。
プーさんの新訳、旧訳と比較してみるのも面白そうですね!