少子高齢化が卒論のテーマです


こんにちは。論文代行書ける屋の山川です。

少子高齢化をテーマに卒論を書きたいんです!

こう言って相談に見えた依頼主さんとのお話を今日はします。数年前から少子高齢化は興味を持たれるテーマの1つになりました。日本を取り巻く社会問題として、もっとも重要な問題です。

皆さんは卒論を仕上げたら、いよいよ社会に出ます。今までは社会に支えられていた側から、これからは社会を支える側になります。

問題意識としても少子高齢化は適切なものと言えます。

とは言え、「どんな切り口で書けばいいのだろう?」「テーマがまだ抽象的過ぎるなぁ・・・」と、心配で筆が進まないのもわかります。

ここで、ヒントの一つを提示します。

昔の人は5人も6人も子どもを平気で育てていたのに、なんで今の人は2人育てるのに精いっぱいなんだ?

上記のような疑問を抱いてみましょう。みなさんのおじいちゃんやおばあちゃんにちょっとお話を聞いてみるのもいいでしょう。

上記の問いはすごく大事なものです。なぜなら、現代を生きる我々には高機能な洗濯機や掃除機、調理道具などがあります。家事の負担は昔に比べたらはるかに楽になっています。

また、情報がなければyoutubeやgoogle検索、SNSなどを駆使すれば、必要な情報にもアクセスできます。

道具が進化して便利になっているならば、「今の人は5人や6人どころではなく12人くらい育てられてもいいのではないか?」と思考を進めることができます。

しかし、現実にはそうはなっていません。では、現代人は昔の人に比べて退化してしまったのでしょうか?

道具の進化に甘え、昔の人ができたことが何一つできない軟弱な者に成り果ててしまったのか。

これもまた少し違うと言えます。1-2世代で人類はそこまで肉体的には変わりません。価値観は変わるでしょうが。

これらを踏まえて、一つの仮説が立てられます。

昔の人は子どもを労働力として扱っていた。今の人は労働させないから厳しくなったのではないか

実際筆者が年配の人たちにヒアリングすると、「子どもに子どもの面倒を見させた」、「子どもに床掃除や荷物運びを毎日手伝わせていた」といった話がよく出てきます。

他にも「食卓に座るのは大人だけ」、「子どもはいいものが食べたければ、しっかり働いて家に貢献しないといけない」といった内容も聞かされます。

現代の感覚だと子どもが労働というのはしっくりこないでしょう。皆さんもアルバイトやちょっとしたお手伝いは経験したことがあると思いますが、毎日家の仕事を手伝うといったことはほとんどないでしょう。

昔は掃除機も洗濯機もなかったか、あったとしても性能が今より低かったのです。家庭内でやらなければいけないことをこなすには、子どもの手まで借りなければいけなかったのです。

したがって、子どもを5人も6人も育てたというより、家庭内労働力として子どもがそれだけ必要だったと見ることができます。

道具の進化により、家庭内労働力としての子どもは求められなくなりました。かわりに、親が愛情を注ぐ対象として子どもの位置づけが変わったと見ることができます。

親が家事を全部こなし、子どもはせいぜいちょっとしたお手伝いだけ。こうなると、何人も育てるのは難しくなります。

仮に現代の条件や環境であれば、昔の人が今の時代にやってきたとしても我々と同じような対応になると考えられます。

今日の記事は以上です。子どもが昔は家庭内労働力として扱われていたのに対し、現在ではそういった扱いがなくなったことが、結果として少子高齢化につながっているのではないか。こうした着眼点や問題意識から論じてみるのも、切り口として鋭くなります。

実際に書き進めてみて、わからなくなったり、困ったりしたらいつでもご相談ください!